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新プログラム登場!生産的に話し合うスキルを身に付ける「カンバセーション・キャパシティ」プログラム
なぜ話し合いのスキルが必要か
2023年3月、ブランチャード・ジャパンは「カンバセーション・キャパシティ」という新しいプログラムの提供を始めました。このプログラムの目的は、生産的に話し合うためのスキルの習得です。
「生産的に話し合う」とはどういうことでしょうか?「生産的な話し合い」はあらゆる仕事を進める上での土台となります。逆に言えば、この土台がしっかりしていないと、様々なひずみが生じ、そのひずみが重なることで、組織活力や生産性や品質の低下、コンプライアンス違反、顧客信頼の喪失、事故発生といった大きな問題に発展してしまうリスクがあります。
もし、貴社に以下の項目に当てはまる課題があれば、「カンバセーション・キャパシティ」は有力なソリューションのひとつとなるはずです。
- 伝えたいことを伝えきれないメンバーがいる
- 感情的になるメンバーがいる
- メンバーとの1on1で会話が続かない
- 議論が不毛になってしまいがち
- 対立ばかりで関係者間で協力しようとしない
- 対立を避け、表面的な議論になっている
- 組織/チームの心理的安全性に課題がある
- 組織/チームへのエンゲージメントレベルが全般的に低い
会話における「スイートスポット」とは
ひとくちに「話し合い」といっても様々なレベルのものがあります。雑談や業務上の単純なやりとりであれば、特段のスキルは必要ないでしょう。しかし、重要な意思決定を行う場合や、深刻ないしは繊細な問題を取り扱う場合、あるいは利害関係が対立した話し合いだった場合には、「話し合いのスキル(カンバセーション・キャパシティ)」が必要となります。そのような話し合いにおけるポイントは、参加者全員が会話の「スイートスポット」を意識することです。
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「スイートスポット」とは、会話において、参加者の「率直さ」と「探求心」のバランスが取れた状態のことを言います。そして、「率直さ」とは、自分の考えや思いを率直に伝えることであり、「探求心」とは、他者の考えや思いを理解しようとすることです。
緊迫した話し合いにおいては、このスイートスポットから外れてしまっていることがよくあります。これは参加者が「逃走」か「闘争」をしている状態です。
「逃走」とは、「率直さ」が発揮できなくなり、自分の意見を言うべきなのに、それを「最小限に抑えてしまう」行動に出ることです。「闘争」とは、「探求心」を発揮することを忘れ、「相手を言い負かす」ことに躍起になっている状態です。
「カンバせーション・キャパシティ」プログラムでは、自分にはどのような傾向があるのか、そして「逃走」や「闘争」を引き起こすきっかけは何かといったことを自己認識します。そして、緊迫した状況でも、適切に「率直さ」と「探求心」を保つためのスキルやコツを学ぶことができます。
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人材育成ご担当者から高い評価
先日行われた、このプログラムの説明会には、多数の人材育成担当者の方にご参加いただき、非常に高い評価をいただきました。プログラム説明会後の参加者アンケートからいくつかのコメントをご紹介いたします。
- 逃走/闘争が腑に落ちた。
- 職場のコミュニケーション不全に対する一つの解決案となるかと思った。
- どこにでもあり得る対話の問題に絞ったプログラムであり興味深い。
- 会話のスイートスポットから離れるきっかけについて知れたことで、自身のチームメンバーの発言や行動についても分析し、バランスの取れた会話を目指せるのではないかと考えた。
- 体系だって研修が構成されており、ビデオの活用等魅力的だと思った。
- 現在の多くの企業で停滞している原因の一つを解決できる内容だと感じた。
- 課題に対する対策が本質的。
- 会議の際、意見はありますか?という問いかけはしていたが、意見を言いたいけれど言えない人や、発言はしているけれど遠慮がある人に「気付く」ということが足りていなかったと自覚した。
- 社内の会議の場で役に立ちそうな考え方がたくさんあった。
「カンバセーション・キャパシティ」プログラムは、他のブランチャードのプログラムと同様、わかりやすく実践的なフレームワーク、ドラマ仕立ての動画教材、自分を振り返るワークシート、受講後にもダウンロード可能な種々のツールなどが提供されています。
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