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SLII®導入企業事例リーダーシップ・部下育成リモートワーク・研修

進化するリーダーシップ研修の提供方法 ~トヨタ様、ベクトン・ディッキンソン様も活用するC&M方式

技術の進歩や価値観の変化により、コミュニケーションの取り方、買い物の仕方、製品開発方法などなど世の中は大きく変わってきています。研修提供方式も例外ではありません。中でも、リーダーシップ開発のように、受講者の意識と行動の変容が重視される研修において、最も注目を集めているのがC&M(コラボレーションとモデレーション)方式です。SNS(交流サイト)機能の活用など今の時代に相応しい学習方法を取り入れている最新の方式です。

ブランチャードはコロナ禍の前から、いち早くC&M方式の研修を開発していましたが、コロナ禍によってクライアント企業からのニーズが加速。そして現在、多くのクライアント様がこの方式を採用しています。

C&M方式研修の特徴

ブランチャードが提供するC&M方式研修には次のような特徴があります。

  • オンライン・プラットフォーム上でいつでもどこでも学習できる(非同期性)
  • 学習者同士の班(コーホート)が形成され、相互に学び合える仕組みがある(コラボレーション)
  • 日常業務を続けながら、業務の合間に学習できる。また、学習したことをすぐに日常業務の中で実践する機会がある(ラーニング・ジャーニー)
  • 学習者自らが自分の考えを表明したり、動画をアップロードしたりすることができる(ソーシャル学習)
  • モデレーターが介在し、相互学習を促進する(モデレーション)
  • 定期的に、オンライン上でリアルタイムに学習者が集まり、講師と対話できる(同期型ヒューマン・インターフェース)
  • 学習を進めるとバッジがもらえる(ゲーミフィケーション)
  • 多言語対応している(グローバル対応)
  • 一度に数百人単位で受講できる(費用対効果大)

日本では、昨年からブランチャードの主要プログラムの一つである「セルフ・リーダーシップ」をC&M方式で提供しています。

1日の研修をマイクロラーニングに分解

この「セルフ・リーダーシップ」プログラムは、もともとは「1日間(8時間)の対面式研修で、3つのマインドセットと3つのスキルセットを学ぶ」という内容でした。(※対面式研修は今でもご提供しています。)C&M方式は、このプログラムのコンテンツを分解して再構成しているのですが、一体いくつのモジュールに分解されたと思いますか?

なんと139個です。

C&M方式について、もう1つの特筆すべき特徴として、「1つのモジュールが数分程度の短いものになっている」(マイクロラーニング)ということがあります。ですから、モジュールが139個にものぼるのです。そして、モジュールは読み物だったり、動画だったり、クイズだったり、演習だったりと多種多様で、飽きさせない工夫があります。

学習者は、6週間かけて、日常業務をこなしながら、自分のペースでこれらのモジュールに取り組んでいくのです。

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2022年1月に行われたケン・ブランチャード社主催のウェビナーでは、C&M方式を使った研修を展開しているトヨタ・ノース・アメリカとベクトン・ディッキンソンのご担当者によるプレゼンテーションが行われました。その内容を簡潔にご紹介いたします。

トヨタ・ノース・アメリカ:C&M方式「セルフ・リーダーシップ」の展開事例

トヨタ・ノース・アメリカでは、2017年にテキサス州に新しい米国本部を開設して以来、営業とマーケティング部門ならびにエンジニアリングと製造部門が合体し、さらに大量に新規採用を行う中で、共通の企業文化を創り上げる必要がありました。そこで、土台にしたのが営業とマーケティング部門が先行して取り入れていたブランチャードのSLII®の考え方。SLII®は管理職向けですが、その内容を一般社員向けに再編成した「セルフ・リーダーシップ」プログラムを部下側が受講することで、全社の共通言語と共通フレームワークが確立できると考えたのです。

こうして「セルフ・リーダーシップ」プログラムの展開が始まったのですが、やがて、コロナ禍によって対面式研修ができなくなり、提供方式を見直すことを余儀なくされました。いくつかの選択肢を検討したのち、選ばれたのがC&M方式です。

Talent & Learning部門シニアアナリストのクリスタ・アレン氏は、C&M方式を採択したことの利点を次のように述べておられます。

「(マイクロラーニング方式で)少しずつ学び職場で実践するというサイクルを繰り返すので、学習の実践度合いと定着度が、対面式研修のときよりもはるかに良くなりました。また、大人数が一度に受講できるので、一気に展開するのにも役立ちます」

ベクトン・ディッキンソン:カスタマイズされたコンテンツをC&M方式で

大手医療機器メーカーのベクトン・ディッキンソンでは、社内で行った従業員向けアンケート調査結果で、管理職層のスキル向上が課題として浮上していました。この課題を解決するために管理職対象の研修を企画・実施することになり、次の事柄を基本的な要件と定めました。

  • デジタルファースト
  • 同僚間のコミュニティづくりに寄与する
  • 「非同期」学習(受講者がそれぞれのペースで学習)
  • サーバント・リーダーシップ並びにグロース・マインドセットと合致した内容
  • カスタマイズ可能でフレキシブルなデジタル・プラットフォーム

こうした要件のもと検討を重ねた結果、選定されたのがブランチャードのC&M方式のリーダーシップ研修でした。

現時点では、パイロット展開が完了したところですが、効果測定調査によると、4つの学習項目の全てにおいて、受講者の行動変容と自信の深まりが確認され、その改善度合いは11%であったとのことです。また、91%の受講者が、他の人にこのプログラムを勧めると言っています。「効果が実証されたので、今後は、全面的に展開していく計画です」と同社Learning & Developmentのシニアマネジャーのニッキィ・ラーセン氏は締めくくりました。

このウェビナーの録画をこちらで視聴することができます(英語のみ)。

日本企業においても、ブランチャードのC&M方式を採択する動きが始まっています。こちらでもご紹介して行ければと思います。

社内導入を検討されたい方、もう少し詳しく知りたいという方、どうぞお気軽にブランチャード・ジャパンまでお問合せください。

C&M方式を体験されたい方はこちらの公開講座にご参加ください。
(2022年6月6日~7月15日開催)

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